血液型を知っておく理由は無い

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筆者は、日本人では珍しく自分の血液型を知らない。普通に日本で生まれ育ち、血液検査を含む健康診断など受けているのにだ。(健康診断の結果で血液型という項目は見たことが無い)
日本人や一部のアジア地域では血液型による性格診断などがはやっているが、それらの地域以外では、自分の血液型を知らない人も多い。

筆者のように血液型を知らないと、「何か事故に遭ったときに大変だから調べておいた方がいいよ」と親切にアドバイスする医療素人の方がいるが、自分が血液型を知っていたところで事故に遭っても何の意味も無い。

なぜなら、事故に遭って輸血などが必要になった際、血液型を調べた上で、必要な血液を輸血するからだ。
事故に遭った人に、「あなたの血液型は何ですか?」とか聞くようなことは無い。もしもあれば、自分の名前などが言えるかの意識があるかどうかを調べる中で、そのような会話はあるかもしれないが、事故でもうろうとした人から聞いた血液型にあった血液を輸血するような医療素人は存在していない。

実際、自分が思っていた血液と違うと言うことは多々あり、もしもそのような間違った認識の血液で輸血した場合は医療側の責任問題になりかねない。

当然、あまり適合する型が無い珍しい血液型かどうかを事前に調べておく事などは悪いことでは無いが、一般的に自分の血液型を知っていたところで、事故になっても何の役にも立たない。

役に立つとすれば、何の科学的根拠も無い血液型占いで遊べると言うことくらいだろう。

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