基礎代謝と遺伝子(DNA)の関係

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遺伝子の研究が進んだことで、肥満に関係する遺伝子の分析も進んでいます。

50程度の肥満に関係する遺伝子があるそうですが、その中で日本人に関係があるのが三つの遺伝子と言われています。

一般的に現代人としては、ある程度食事をとってあまり太らないのが理想ですが、生物としてはより少ない食事を最大限に発揮する方が優秀と言えるでしょう。

この要素を決めているのが、β3アドレナリン受容体(β3AR)、脱共役たんぱく質1(UCP1)、β2アドレナリン受容体(β2AR)の3つの遺伝子です。

これらの遺伝子に変異があると次のようなダイエットに関係する要素が変わってきます。

<strong>β3AR</strong>

脂肪を燃焼しにくくなり、基礎代謝が200キロカロリー低くなる。

<strong>β2AR</strong>
脂肪を燃焼しやすくなり、基礎代謝が200キロカロリー高くなる。

<strong>UCP1</strong>
脂肪が燃焼しにくくなり、基礎代謝が100キロカロリー低くなる。

つまり、β3AR、UCP1に変異があり、β2ARだけが通常だと太りやすいという事になります。
逆に、β2ARだけ変異があり、β3AR、UCP1は通常だと太りにくいということになります。

この遺伝子による差は、基礎代謝が体重や年齢、性別からは1450kcalだとしても、人によっては1300kcalかもしれないし、1600kcalの場合もあるということになる。

それぞれの変異は日本人の2割から3割程度にあるようで、確率としてはかなり多くの方に太りやすい遺伝子の変異があると言うことになります。この検査は5,000円程度からできるようになっているので、興味のある方は実際に検査してみるのもいいだろう。

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