旅行時の鞄としてスーツケースは便利です。しかし、盗難対策をしっかりとしている方はどれだけいるでしょうか。
犯罪者がスーツケースの中身を取り出す方法を考えてみましょう。
スーツケースを開ける方法
スーツケースは鍵をかけられますが、この鍵はそれほど高性能な物では無く、鍵自体開けようと思えば特殊なツールで開いてしまいます。
鍵をキッチリ開けてもらうならいい方で、中身を盗むだけなら、ドライバー一本あれば隙間からロックを外して、鍵がかかっていてもスーツケースは簡単に開けることができます。
つまり鍵の存在は無視して壊して開けると言うことです。これは布製、プラスチック製、金属製を問わずすべてに該当します。
犯罪者はスーツケース自体には興味ないので、中身さえ取り出せれば何だってやってしまうと言うことです。
スーツケースはまるごと盗まれる
スーツケースはまるごと盗むのも比較的簡単です。
同じような色形のスーツケースは多いので、狙ったスーツケースをみつけたら、同じようなスーツケースを持って近づき、盗む対象と入れ替えてしまいます。
これは高度な手法ですが、旅行者が油断したすきに持って行ってしまえばいいだけのことです。
持って行かれたら最後、二度とスーツケースが戻ることはないでしょう。
もちろん、鍵をかけていても関係ありません。
空港職員が中身を盗む
スーツケースなどの預け入れ荷物を空港で預けた場合、職員が検査をした上で、飛行機に搭載されます。
この際、ベルトコンベアーを通って、空港職員だけのエリアで検査や搭載作業が行われますが、この時に中身やまるごとの盗難が発生しています。
アメリカの空港ではTSAロックのマスターキーを持っているので、鞄は開け放題です。
そのため、毎年のように空港職員による盗難事件がアメリカでは報道されています。
スーツケースの盗難対策は
このような事があるので、スーツケース自体や中身が盗まれないようにする対策は、
自分の手元から離れる場合は中に貴重品を入れない。
常に手を離さないように管理をしっかりとする。
となります。