海外に行く場合、パスポートが必須です。
そのパスポートには日本から出国する際、海外で入国する際、海外から出国する際、日本に帰ってくる際と多くて合計4回スタンプが押されます。
スタンプのサイズはまちまちで、別途ビザが必要な国の場合は、大きなビザがパスポートに貼られたりしますが、これらのスタンプなどは何度も海外へ行っていると量が多くなり、スタンプの押し場所が無くなっていきます。
また、日本から出国や入国する際、出国や入国の審査に行列に並ばなければなりません。
出国の際、時間に余裕がない場合などはこの行列が面倒に思えますし、少しでも時間を節約したいところでしょう。
一方、入国の際にはあまり早く入国できても荷物が早く出てくるとは限らないので、時間を節約してもあまり意味は無いかもしれませんが、スムーズに入国できる方が気持ちがいいでしょう。
そんなスムーズな出国や入国をするには、自動化ゲートを利用するのが便利です。
自動化ゲートは入国や出国の審査官による人力による審査ではなく、コンピューターによる自動的な審査によって入国や出国ができるようになります。
これはパスポートと指紋を事前に登録することで可能になる物で、指紋の登録がいやな方には向きませんが、基本的に全く並ぶこと無く入国や出国できるようになります。
その代わり、入国や出国のスタンプが押されなくなるので、パスポートを見ただけではいつ外国に行ったのかわからなくなります。
このデメリットを受けるのは、海外旅行保険などですが、記録自体はコンピューター上に残っているので、別途申請することで万が一の際には問題ありません。
また、自動化ゲートを利用してもスタンプだけ押してもらう事も可能なので、このあたりのデメリットはほぼありません。
自動化ゲートを利用するには、主な空港の入出国審査場や各地の入国管理局での事前登録が必要です。