米のとぎ汁を、魚が住める水に戻す際に必要な水の量

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米は毎日のように食べていると思いますが、一般的に米を炊く際には米を研ぐ必要があります。米のとぎ汁は自然の物ですが、栄養素が高く下水に流した後も、それを下水処理場で処理した後に川に流し、海へと送る必要があります。

日本の下水処理場には、これを処理できる能力はありますが、米のとぎ汁1リットルを単純に薄めて魚が住める水にするには3,000リットルの水を必要とします。
つまり、一見無害に見える米のとぎ汁も、自然界に戻すには非常に大きな労力を必要とすると言うことです。

米のとぎ汁自体は、栄養素が高いので、そのまま下水に流すのでは無く、植物へ与えるのがお勧めです。このとぎ汁もすべて植物に与える余るほどになるかもしれませんが、最もとぎ汁が濃い、一回目のとぎ汁だけを植物に与えるなどでも、下水処理場へ負荷は減ります。自分の出来る範囲で、とぎ汁を下水に流すのを止めてはいかがでしょうか。
しかし、植物の中にはとぎ汁が苦手な物もあるので、植物に与える場合は十分注意しましょう。

とぎ汁自体を減らすには、無洗米や精米器を使用することもお勧めです。

参考
下水道を使う上でお願い 神戸市

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