海外旅行等の宿泊で、Airbnbはうまく使えば非常に便利です。
ただ、問題もあって、わざわざリスク取ってAirbnbに宿泊する意味がない場合もあります。

思っていたより高くなるパターン

例えば、宿泊したい周辺のホテルが100ドル程度でも選べるのに、Airbnbの物件が最低価格80ドル程度だったりする場合。
Airbnbは宿泊費に加えて、清掃費、サービス料、その他税金等がかかります。これは地域等によって異なりますが、おおよそ宿泊費の3割程度となります。
今回の80ドルの場合なら25ドル程度上乗せされるので実質1泊100ドル程度になります。
ホテルの価格も税金等がかかるのは同じですが、総額で1.5割程度なので、思っていた価格より高くなった度はAirbnbの方が高いです。

Airbnbでは表示された価格の3割増しなど、地域毎に実際の総支払額がどうなるのかを理解しておく必要があります。
ホテルより安いと思ったら大差なかったと言うことがならないようにしましょう。

宿泊できるかどうかはホスト次第

宿泊する際には、宿泊先を提供するホストに宿泊をリクエストします。
ホストはスケジュールや宿泊先の都合、宿泊者のプロフィールなどから宿泊を許可するかを判断します。
この判断はリクエストしてから最大24時間かかるので、しばらく待っていなければなりません。

1日ほど経って却下となった場合は、また別の宿泊先を探さなければなりません。

ホテルの場合なら、予約サイトなどから予約すればほぼ確実に予約が受け付けられて宿泊できます。
一方でAirbnbはしばらく経たないと宿泊できるかどうかはわかりません。探す時間がもったいないと感じているような場合は、Airbnbは向いてないと言えます。

一方で、インスタントブックというリクエストした時点で予約が確定する宿泊先もあります。
どこに宿泊するかを含め面倒な事を避けたいなら、選択肢はいくつかありますがホテルのようには行きません。

大抵場所が中途半端

一般的に宿泊先は一般の住宅地となっています。
ホテルは公共の交通機関が使いやすい場所や、幹線道路沿いの利便性の良い場所にある場合が多いです。
しかしAirbnbは一般の民家を転用していることがほとんどなので、場所の利便性が良いとは言えない事がほとんどです。まれに便利な場所にあっても、宿泊費が割高になったりすることもあります。
旅行では時間が重要になります。宿泊先から観光への移動に時間やコストがかかることを考えると、利便性の高い場所が多少割高でもトータルでは安くなる事もあります。

突然キャンセルされる場合も

ホテルの場合、一度予約したらホテルが火事になったとかでも無ければ、ほぼ確実に宿泊できます。
一方でAirbnbは一度許可されたとしても、ホスト側の都合で突然キャンセルされる場合もあります。
こんな場合に備えて、Airbnbは宿泊者に補助金を支払う場合があります。しかし、宿泊日に近い場合の、突然キャンセルされることのリスクは非常に高いです。
宿泊先を別途手配できたとしても、移動手段等、スケジュールを組み直す必要があるなど、単純な金銭面を超える場合があります。

チェックイン時間等の宿泊条件

ホテルの場合、チェックイン時間は午後3時頃でほぼ統一されています。
まれにアーリーチェックイン出来る場合や荷物を預けるようなことも出来ます。
一方でAirbnbのチェックイン時間はホストに一任されています。午後5時以降、10時までと決められているような事もあり、チェックイン時間にも気を遣わなければなりません。
もちろん、チェックインを自動化しているホストもありますが、このあたりはすべて宿泊先毎に異なるので、予約する際に宿泊の条件がどうなっているのかを事前に判断しておく必要があります。

まとめ

Airbnbは宿泊先を提供するホスト側、実際に宿泊するゲスト側の思惑が一致していないと、快適な宿泊は出来ないと言えます。
ホテルの場合は、ホテルは有料で部屋を提供し、ゲストはそこに宿泊するだけです。Airbnbはホスト側、ゲスト側で思惑がいろいろと入り交じっているので、すべての点において快適な宿泊先であるかどうかは難しいところです。

このあたりをうまく見極めてホテルとは違った宿泊先としてAirbnbを使うのがいいでしょう。

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