航空チケット購入時に、一般的には座席を指定できるようになっています。
座席指定は航空券を購入したサイト、航空会社のサイトで指定可能です。購入後、もっといい席が空いていたら変更できるのが一般的です。
しかし、コードシェア便の場合は購入時も購入後も、自動的に指定された座席以外は指定できないことが多いです。
このコードシェア便で座席指定する方法は航空会社、コードシェア会社によっても変わります。
オンラインで出来ない会社の場合、電話による問い合わせを受けると受け付けるのが一般的なようです。
変更の問い合わせ先は予約した航空会社になるのか、コードシェアの運航元になるのかも航空会社によって異なります。
どちらになるにせよ、コードシェアで運行する会社の予約番号は、購入した航空会社の予約番号とは別にあり、問い合わせた際に入手しておくのが無難です。
このコードシェアで運行する会社の予約番号は、事前チェックインに利用すうることも出来ます。
コードシェア便ではチケット購入時に座席指定は自由に出来ないことが一般的です。
予約時の各種条件によって利用出来る席の種類が決まっているようで、仮に航空会社のサイトで空きが見えても、コードシェアではその席を指定できない事も多いようです。
空いてないと思っても、実は空いていて単に事前に指定できないようにブロックしているだけのこともあるようです。
航空会社によって事前チェックインが出来る期間は異なりますが、事前チェックイン時に初めて開放される席もあるので、空いてないと思っても事前チェックインで座席を変更できる可能性もあります。
希望の席が事前に予約出来なくても、定期的に確認してなるべく希望の席になるようにしましょう。
]]>例えば、日本航空で航空券を調べると、日本航空の航空券らしいのに「アメリカン航空の機材で運航します」と書かれている場合があります。
これが共同運行(コードシェア)便です。
コードシェアしている場合、本来飛ぶ飛行機とは別の航空会社も自社の航空機としてチケットを販売することが出来ます。
これにより、飛行機を運航する会社としては、単純にチケット販売の機会が増え航空券を売りやすくなります。また、利用者にとってもいくつかの利点があります。
例えば、北海道から日本航空で羽田に行き、羽田からロサンゼルスに行くことを考えてみましょう。
通常は、北海道から羽田、羽田からロサンゼルスという2つのチケットを手配する必要があります。
これを北海道から、羽田経由、ロサンゼルス行きというチケットして処理することも可能です。
こうするには、同じ航空会社が運行する便を選ぶ必要がありますが、1社だけでは運航する便が限られるため航空券も限られます。
上の例では羽田空港からアメリカのロサンゼルス空港までをアメリカン航空が運航しますが、日本航空もコードシェアとなり運航されます。
つまり、北海道から羽田は日本航空が運航する飛行機、羽田からロサンゼルスはアメリカン航空が運航する飛行機でも、日本航空がコードシェアなので、北海道から、羽田経由、ロサンゼルス行きという航空券に設定出来るというわけです。
これによって、経由する空港での手続きが簡素化され、利用者の利便性が高まります。
コードシェアの航空機に乗る際には、本来運航する航空会社を確認しておく必要があります。
コードシェアでの運航は、空港でのチェックイン等の手続きは本来運航する航空会社の窓口で行われます。
このため、利用するターミナルは当然ながら本来運航する航空会社のターミナルのその窓口に行く必要があります。
例えば、日本航空(JAL)の成田、ニューヨーク間の往復で合計27時間搭乗では
エコノミークラスは713,000円
ビジネスクラスは1,132,000円
ファーストクラスは2,048,000円
と設定されています。
これは長距離の運賃なので、短距離の場合でみてみましょう。
成田、香港間の往復で合計9時間の搭乗では
エコノミークラスは245,400円
ビジネスクラスは295,400円
ファーストクラスの席は無し。
となっています。
おおよそ、搭乗時間(航続距離)に応じて値段が高くなっているのがわかると思います。
一方、航空会社が割り引いて販売する航空券もあります。
成田、ニューヨーク間で
エコノミークラスは67,000円
ビジネスクラスは628,000円
となっています。ファーストクラスの割引運賃はありません。
成田、香港間では
エコノミークラスは38,400円
ビジネスクラスは157,400円
となっています。
これは2013年2月に2013年5月搭乗として出した結果で、正規料金の金額は時間が経ってもそれほど変化しませんが、割引運賃はそのときによって大きく変わります。
割引料金は、夏休み、年末年始など繁忙期には高くなるなど、そのときの予約状況によって航空会社が柔軟に価格を変更する割引料金です。割引料金と正規料金の違いは、単に価格だけでは無く、日程の変更の自由度などそのチケットによって大きく異なります。
航空会社が設定している正規料金(普通運賃)は、予約の変更が自由にできるようになっています。
仕事などで海外に行った場合、相手先との交渉が長引いた場合など、予定を延長して滞在したり、順調に交渉が進みすぎて早く帰るようなこともあります。
そのようなときに、予約が変更できない安いチケットの場合、新たに帰りのチケットを買い直す必要があります。一方、正規運賃はいつでも予約を変更することができます。
予約が変更できる安いチケットを用意している場合もありますが、空き待ちなど含めもっとも予約を取り直ししやすいのが正規料金で一番高くチケットを購入した方となります。
当然、同じ条件の方が重なった場合などは、希望の便に乗れないこともありますが、最も予約を柔軟に対応できるのが正規料金です。
一方、観光旅行などで、スケジュールがしっかり決まっている場合、現地で滞在を延ばしたいようなことがあったとしても、一般的には飛行機のスケジュールを優先します。
そのため、飛行機の便を変更できる必要は無く、なるべく予算を抑えたいところです。
そんな需要に応えているのが、航空会社が直接販売する割引チケットです。
1990年代までは航空会社は割引チケットを販売することは無く、格安旅行代理店がこのようなチケットを販売していましたが、今では旅行代理店が独自に割引チケットを販売することは無くなりました。
以前は、旅行代理店が、まとめてチケットを航空会社から安く購入し、それを旅行代理店がバラ売りしていましたが、今では航空会社が直接割り引いて旅行者に販売しています。
旅行代理店でも割引運賃で販売していることがありますが、通常、航空会社が販売している割引チケットに手数料を上乗せしているので、航空会社が提供するチケットより若干高くなっています。
手数料を取らない会社もありますし、とっても数千円なので、それほどの上乗せにはなりませんが、航空券を独自に購入する場合はまず初めに航空会社がどのような割引チケットを販売しているかを調べましょう。