日本人が旅行や短期の出張でアメリカに訪れる場合、ESTAを取得する必要があります。
このESTAでの入国が2回目以降の場合は、APCというキオスク端末を使い入国審査を半自動化することが出来ます。
APCはAutomated Passport Controlの略で、空港でのチェックイン端末のような機械で、パスポートのスキャン後、基本情報、顔写真、指紋を自分でとります。つまり、入国審査官がやることを自分でやると言うことです。
さらに税関申告書に関しても質問があります。
この端末での処理後、紙が出力されるので、ESTA Returnなどの表示のある窓口に進み、簡単な質問を受けた後、スタンプを押してもらい入国審査が終了します。
https://www.cbp.gov/travel/us-citizens/automated-passport-control-apc
このAPCは2014年末から導入が始まっており、日本人が使うようなほとんどの国際空港で対応しているようです。
これに対応していない空港では従来同様の手続きが必要になります。
ESTA入国が2回目以降である事。
ESTA2回目以降用の窓口で、それ以外の一般入国審査よりも行列が短い窓口を利用出来る場合がある。
税関申告書もAPCで記入、出力が可能。
ESTA入国が複数回目でも、そのパスポートでのアメリカ入国が1回目の場合はAPCの利用は不可。
通常、観光や短期の仕事などで入国する際、特に日本人はその国に住み着いたり、違法なことをすることがほとんど無いため、簡単にそれらの審査をパスすることが出来ます。
その審査の第1弾は入国審査です。英語ではImmigration(イミグレーション)と言います。
一般的にはその国に来た目的や、滞在日数、滞在場所などを聞かれたり、それを記入した紙とパスポートを入国審査官に提出して審査を受けることになります。
ここをパスすると、飛行機に預け入れた荷物を受け取り、税関の審査を受けることになります。
一般的にはこの入国審査をパスすればその国への入国自体は出来ると考えてかまいません。
その後に税関があります。
税関はその国に持ち込んではいけない物などを審査します。
例えば、食べ物、動物、植物などに規制を設けている国はたくさんあります。他にも電化製品などが検査の対象になる場合もあります。
これが厳しい国もあれば緩い国もあります。
例えば、たばこに厳しいのがシンガポールで、無申告で通過するとかなり高い罰金を払う必要があります。
この税関を通る際に税関申告書という用紙に必要事項を記入する必要がある国もあり、それが一般的です。
一般的には紙に書いた申告書を渡すだけで、日本人は素通りできることが多いのですが、全ての荷物をX線(レントゲン)で検査する国もあります。
その後、税関で持ち物などを検査され、その国に持ち込むことが出来ない物を持っていると廃棄のため手放さなければならなくなったり、無申告で通過すると罰金を支払わなければならない事があります。
この税関申告は正確に申告をする必要がありますし、国によっては罰金を払わないといけない場合もありますし、持ち込み禁止品を持っていた場合、その場で処分する事になります。
処分するというのは、その場で捨てるという選択を選ぶ事になります。