当然ながら変装した写真などは受け付けませんし、髪の毛の位置などについても規定があります。
特に注意しなければならないのが目です。
人は太ったり痩せたりすると、輪郭が変わりますが、瞳の位置や色、大きさは変わりません。
このため、パスポートの写真と本人を見比べた際、最も重視するのは目となります。
最近はカラーコンタクトなどが普及していますが、当然ながらカラーコンタクトは受け付けられません。
また、瞳を大きく見せるディフェインなどもありますが、日本では受け付けてもらえる物の、海外で認められるかはわかりません。実際に海外で入国審査で問題になった例はいくつかあるようです。
余計なトラブルを避けたいならディフェイン使用の写真をパスポート用に使うのは止めましょう。
また、つけまつげなど、ほとんど別人になるような厚化粧の写真も、常にその状態を維持し付けるならかまいませんが、最大10年間使用するパスポートには、あまり好ましくありません。
]]>パスポートが必要になるのは出国、入国などのイミグレーション(入国審査)、飛行機搭乗時の身分証明、ホテルのチェックイン、クレジットカードでの買い物時のID用などです。
この中で非常に重要になるイミグレーション時にはパスポートカバーなどは外して提示する必要があります。
このため、パスポートカバーは単なる邪魔な物でしかありません。
それ以外の保管用としてカバーに入れておくのなら、カバーである必要すらありません。パスポートが入る袋なら何でもいいわけです。
また、スキミング防止も意味がありません。
スキミングとは、カードなどに含まれている情報を不正に読み出されることです。
最新のパスポートにはICチップが埋め込まれ、これを不正に読み出されることを恐れる人がスキミング防止のカバーなどを利用したがりますが、そもそもパスポートのICチップは通常の状態でスキミングすることは困難です。
仮に読み出されたとしても、それを使って何かに利用することはほぼ不可能です。
このため、パスポートカバーは必要ではありません。
]]>逆に言えば、パスポートだけ持って行けば他に何も持たなくても海外旅行することができます。
空港などに行く際、他の物は忘れても何とかなりますが、パスポートだけは絶対に忘れることは許されません。
このため、海外への出発日には、空港に着く前など要所要所でパスポートを忘れていないかを確認しておくのが無難です。
当然、現地でなくしたりすると現地からの出国ができなくなるので、現地では絶対になくさないようにしましょう。
]]>さらに、海外への入国時にはビザ(査証)が必要です。ビザはパスポートにハンコがおされたり、シールがはられたりします。
事前にビザを申請しておく必要がある国では、パスポートの他にビザも必要になります。
ビザが発行されるまで数日かかる国も珍しくなく、各国の大使館が発行するので、そこまでの移動時間や輸送時間もかかります。
パスポートをぎりぎりで取得すると、ビザの申請が間に合わないことがあります。
そのため、少なくとも海外旅行に行く1ヶ月前にはパスポートを用意しておく必要があります。
ビザが必要かどうかは国によって異なります。
そもそも入国が難しい国もあります。
それらの情報は各国の外務省や旅行協会などのサイトに書かれていますので、旅行に行こうと思ったら、それらの一次情報をしっかりと参照しておきましょう。
パスポートを発行するのは外務省です。
外務省と言っても、東京の外務省に行く必要はなく、各都道府県のパスポートセンターで申請することができます。
パスポートは通常、申請から1週間から10日くらいで発行されます。
都道府県に少なくとも1カ所はパスポートセンターがあるので、近くのパスポートセンターを探して申請しましょう。