このエレクトロニック・タグとはスマートフォンでチェックインした段階で、スーツケースに取り付けるタグ情報をスーツケース内蔵のディスプレイに表示させ、シール上のタグを取り付ける必要が無いシステムです。
これにより、チェックイン手続きがさらに簡略化されることになります。今までは、オンラインで事前にチェックインしても、荷物を預ける場合は、ドロップオフの場所でチェックイン的な手続きが必要でした。
このシステムを使うと、事前に荷物にエレクトロニック・タグ情報が転送されているので、ただ荷物を預けるだけとなります。
http://rimowa-electronictag.com
タグの情報が表示される画面はE-Inkによる物でバッテリー切れで画面が消えるようなことはありません。
また、画面自体も強度が高い物を使用しているようです。
アプリの対応はiPhoneで、Androidも対応予定になっています。
対応する航空会社はルフトハンザで、ユナイテッド等がテスト中となっています。
販売地域も全世界すべてで展開されているわけでは無いようで、海外に行った場合でも一部の店舗のみで提供されているようです。
(2016年8月現在)
スーツケースは鍵をかけられますが、この鍵はそれほど高性能な物では無く、鍵自体開けようと思えば特殊なツールで開いてしまいます。
鍵をキッチリ開けてもらうならいい方で、中身を盗むだけなら、ドライバー一本あれば隙間からロックを外して、鍵がかかっていてもスーツケースは簡単に開けることができます。
つまり鍵の存在は無視して壊して開けると言うことです。これは布製、プラスチック製、金属製を問わずすべてに該当します。
犯罪者はスーツケース自体には興味ないので、中身さえ取り出せれば何だってやってしまうと言うことです。
スーツケースはまるごと盗むのも比較的簡単です。
同じような色形のスーツケースは多いので、狙ったスーツケースをみつけたら、同じようなスーツケースを持って近づき、盗む対象と入れ替えてしまいます。
これは高度な手法ですが、旅行者が油断したすきに持って行ってしまえばいいだけのことです。
持って行かれたら最後、二度とスーツケースが戻ることはないでしょう。
もちろん、鍵をかけていても関係ありません。
スーツケースなどの預け入れ荷物を空港で預けた場合、職員が検査をした上で、飛行機に搭載されます。
この際、ベルトコンベアーを通って、空港職員だけのエリアで検査や搭載作業が行われますが、この時に中身やまるごとの盗難が発生しています。
アメリカの空港ではTSAロックのマスターキーを持っているので、鞄は開け放題です。
そのため、毎年のように空港職員による盗難事件がアメリカでは報道されています。
このような事があるので、スーツケース自体や中身が盗まれないようにする対策は、
自分の手元から離れる場合は中に貴重品を入れない。
常に手を離さないように管理をしっかりとする。
となります。
TSAロックについてはこちらを参照してください。
しかし、古いスーツケースしかない場合など、TSAロックに対応してないスーツケースの場合は、アメリカ旅行に使えないと勘違いしがちです。
このため、新しいスーツケースを買ったり、レンタルしたり、ベルトを買ったりなどの対応をする方がいますが、そのような対応は必要ではありません。
TSAロックに非対応の古いスーツケースでもアメリカ旅行に使えます。
TSAロックなら鍵をかけた場合に検査員がマスターキーで開けて検査できますが、古いスーツケースの鍵は開けられないだけなので、鍵をかけれなければいいだけです。
鍵をかけていないので、TSAロックの有無は関係なくなると言うことです。
鍵をかけなかったら泥棒に盗まれるのが危ないと思う方も多いともいますが、飛行機旅行で一番多いトラブルは、空港職員による盗難と言われています。
すなわち、TSAロックのマスターキーを持っている空港職員が見えないところでスーツケースの中身を盗んでいるということです。
泥棒対策としてはTSAロックは役に立ちません。
]]>アメリカでは飛行機に預ける荷物をすべて検査します。
スーツケースなどの預けた荷物は、X線などですかしてみるだけでは無く、開けた上でも検査することがあります。この時に鍵がかかっていると鍵を壊してでも開けて検査します。
TSAロックの場合、TSAの職員が合い鍵を利用出来るので、鍵を壊されることが無くなります。
このため、TSA対応のスーツケースが必要とされています。
しかし、TSAの職員でも何らかの原因で鍵が開けられなかったら、鍵を壊してでも開けます。
このため、鍵はかけないで預けろと案内することも多くなっています。
このTSAロックはアメリカの運輸保安庁(TSA)の基準に合った鍵で、合い鍵はTSA職員が持っています。TSA職員はアメリカからの旅行者、アメリカへの旅行者の鞄の鍵を自由に開けて調べる権利を持っています。
X線の検査で怪しい荷物があれば、職員が実際に中身を開けて爆弾などが入っていないか確認するためです。
しかし、安全の検査では無く、この職員の中の一部に自分の利益を優先した職員がいます。つまり、旅行者の荷物を盗んでしまう不届き者がいるということです。
アメリカでは年間少なくとも数十人以上のTSA職員が、窃盗の罪で逮捕されているようです。
正規に荷物をチェックできる職員が、合い鍵を使って旅行者のスーツケースを開けて、自分が欲しい物があったら盗んでしまっているということです。これは空港の乗客の目に触れない荷物の検査所で行われています。TSA職員が開けられない鍵でしまっていても、鍵を壊して開けてしまう権利がTSAにはあるため、旅行者は荷物の盗難を防ぐことは出来ません。
唯一の抵抗策は、スーツケースを預けない、盗まれても問題のないものをスーツケースに入れる等しかありません。
これは基本的にアメリカの空港での話ですが、TSA職員が持っていると言うことは、世界中で合い鍵が出回っているとも言えます。
この問題は世界中のどの空港にもあると言えます。
「受託手荷物」も「機内持ち込み手荷物」も航空会社によってサイズや重量、個数などの規定はまちまちです。
近年はより少なく、小さく、軽くなるようになっていて、オーバーすると厳密に超過料金を払わないといけなくなっています。
特に2014年になってから、アメリカの大手航空会社を中心に「機内持ち込み手荷物」のサイズが改訂になり、より小さくなっています。
従来は22cm×40cm×56cm (9インチ×16インチ×22インチ)もしくは、22cm×38cm×56cm (9インチ×15インチ×22インチ)だったのが、22cm×35cm×56cm (9インチ×14インチ×22インチ)に変わっています。
つまり、小型のスーツケースを立てたときの、横幅が以前と比べて5cmも小さくなっています。
日本の一般的な鞄業者は古いサイズ規定のまま、機内持ち込み可能としていますが、最新の規定では5cmもサイズが大きいため機内に乗り込む際にサイズを測られると確実に持ち込みを拒否されるサイズです。
これはすべての航空会社に適用されているわけではありませんが、飛行機に関するルールはアメリカ発の物が多く、日本を含めて改正される可能性が高いため、鞄を購入する際は注意しましょう。
また、日本からアメリカに行く際、乗り換えたアメリカの国内線でこの規定が適用される可能性もあるので、日本から行く場合も十分注意しなければなりません。
]]>このスタイルは日本人に多いため、スーツケースを見るだけで日本人だろうと推定できます。
これによるデメリットもあります。高価なものが入ってそうなので盗まれるとか。
一方で欧米では、ソフトケースと言われる繊維素材で作られた比較的柔らかい素材で作られたスーツケースを使う方が多数です。
また、バックパッカーと言われる人などの語源ともなった、車輪での移動がしにくい地域などで便利なのが、背負うタイプのバックパックなど鞄です。
このバックパックはスーツケースと同様に飛行機の預け入れ荷物にすることができます。
つまり、海外旅行ではスーツケースを使わなければいけないというわけではないと言うことです。
預け入れ荷物では段ボールだろうが、スーパーの袋だろうが、荷物が入れ物に入っていればたいていの場合受け入れられます。
もちろん、スーパーの袋では弱すぎるので、もしも受け入れられたとしても、さらに丈夫なふくろに入れられる可能性がありますが、一般的な鞄ならたいていの場合は問題ありません。
海外旅行だからスーツケースが必須だと思い込んでいる方は注意しましょう。
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