ハマグリの旬は春

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ハマグリ(蛤)は5月から10月が産卵期で、その前の2月から4月頃の冬から春にかけてが旬と言われています。
元々、全国各地で取れましたが、国産のハマグリ以外にも海外産のハマグリが日本に入っています。

日本の産地では「その手は桑名の焼き蛤」で有名な三重県桑名市の伊勢湾、茨城県の「鹿島灘はまぐり」、鹿島灘の南側に位置する千葉県の「九十九里地はまぐり」が有名です。他には、周防灘、有明海や日本全国でも収穫されています。
日本で漁獲量が多いのは鹿島灘や九十九里といった、外洋で収穫されるチョウセンハマグリです。チョウセンハマグリは大ぶりで、貝自体の色は白っぽい物です。チョウセンは漢字で書く場合、汀線か朝鮮ですが、日本の在来種となります。
一方で、内湾で収穫されているのが純粋なハマグリで、チョウセンハマグリよりも小ぶりで、貝の色は黒っぽい物です。こちらの収穫量は少ないです。

桑名の焼き蛤は新鮮なハマグリで昔から言われている高級なハマグリですが、物流が発達した今は、外洋で収穫されるチョウセンハマグリが最高級ハマグリとなっているようです。

最近は、外来種の白ハマグリと言われているハマグリ風な貝も流通しています。こちらはホンビノスガイという北米原産の貝で、チョウセンハマグリよりも大ぶりな貝です。海外からの船の関係で、近年、東京湾での生息が確認され収穫されています。海外のクラムチャウダーで一般的に使われているのがこちらになります。

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