裁断やスキャンを自分で出来ないときはどうするか

裁断などが不得意な方、スキャナーを買うのに踏襲してしまう方、そもそもそんな時間が無い方など、自分では出来ない方もいる。

そんな場合、代行業者に頼むといいだろう。いわゆる自炊代行だ。

一般的には1冊あたり100円程度から代行する業者が多く、どんな機材を使用しても、スキャン自体は1冊5分から10分くらいかかるので、コストとしてはそこそこなところに収まる。

そのような自炊代行に関して出版社や著作者が代行行為を許可していない場合がある。
そもそもこの著作者側の対応がどうなのか、法的に有効かどうかは、今後の裁判の結果次第だが、代行自体をいやがっている出版社や著作者がいるのは事実だ。

こんなところを頭に入れながら、自炊代行業者を使うのがいいだろう。

スキャンした本はその後どうするか

スキャンした本は、1枚1枚がバラバラで、本として扱うのは簡単では無い。裁断した背の部分を活用して製本できないことも無いが、素人がやっても綺麗に出来るわけでは無い。プロに元の用に製本し直してもらうと、それなりの費用になり現実的では無い。

本を保管するスペースがある場合、そのまま保管しておくのが無難だろう。何らかの問題があれば、再スキャンも出来る。しかし、スキャンする方のほとんどは場所が無いために、スキャンして本自体は処分したいと思っているだろう。

この処分方法は資源ゴミとして各自治体のゴミ収集に出す事になる。この場合、ゴミに出したことで、二度と物理的にその本を戻すことは出来なくなる。

一方、著作者などに悪いと思われる行為が、裁断後の本をオークションなどに出品する行為だ。裁断後の本はすでにスキャンされた後で、その本をまた誰かがスキャンすることはコピーと同様の行為になる。

実際に、オークションにはこのような裁断済みの本が多数掲載されており、電子化の本来の目的である、自分の本を電子化してより使い勝手をよくしようとは外れた行為も見られる。

このようなオークションには入札しない、などの対策が必要だが、資源ゴミに出す場合も、裁断した物をそのままゴミ置き場に置いておくと持って行かれる可能性があるので、炭などで汚して二度とスキャンできないようにするような工夫も必要かもしれない。

スキャン時に多少斜めになることなど気にする必要は無い

書籍裁断、スキャンなど、様々な場面で直角に切断できているか、斜めに読み取っていないかなどを気にする方も多いが、はっきり言えば、そのような心配は一切不要だ。

理由は簡単で、本の印刷、製本自体が正確では無いから。

つまり、印刷がずれていたり、製本の関係などで、印刷部分が若干斜めになっていることなど、古い本、新しい本に限らず当たり前にある。

当たり前に、斜めになっているのに、裁断時やスキャン時に神経質になりすぎても仕方が無い。電子化した物を読む場合にも、多少ならほとんど気にならないはずだ。

どうしても気になるなら、スキャン後にソフトウェアで補正すればいい。

本を裁断するのに躊躇する場合どうするか

一般的には、本は大事に扱う物で、スキャンのために裁断するなんて……と考えている方は多いだろう。
実際、初めてやるときは大丈夫かなと思う物だが、やってみれば何とかなる物だ。

本を本棚やタンスの肥やしにしているくらいなら、検索できるようにしていつでも読める状態にした方が、本の本来の用途である、文字などそこに含まれている情報を読むと言うことがやりやすくなる。

実際に電子化したらどれくらい便利になるかは、実際に数冊裁断し、電子化してみれば実感としてよくわかり、裁断に躊躇するようなことは無くなるだろう。

この際、初めて裁断する本は、大事な本では無く、古本屋などで100円などの安く特に読みたくも無い本や、捨てるような本でやってみるのがいいだろう。
初めての場合は、裁断位置やスキャンの設定などで失敗してしまうこともあり、特に裁断で失敗してしまうと元に戻せない。

少なくとも数冊はそのようにして練習し、裁断自体の段取りを確認してみるのがいいだろう。裁断などの作業が不得意な方もいるだろうが、その場合、スキャナーなど高価な機器を購入する前に、とりあえず裁断だけしてみるのもいいかもしれない。

まとめ
数冊裁断すれば、躊躇するようなことは無くなる。

紙の本を電子化する意味

紙の本を電子化する目的は人それぞれだが、基本的に物理的な製本された紙の本をより使い勝手よくするためだ。

製本された本も、美しい物が多いが、当たり前のことだがその本を読むためには物理的にその本が必須だ。一方、電子化してしまえば、その本は電子データとなるので、パソコンやタブレット、スマートフォンなど様々な機器で読める。

どうしてもそれらの読むための機器が必須になるが欠点で、その電子デバイスの使い勝手によって読みやすさや使い勝手も異なってくるが、環境さえ整えれば本の活用の幅が広がる。

電子化すれば、OCR機能で、紙の本に含まれる文字を検索出来るようになるし、電子デバイスの容量の範囲まで何十冊でも本を持ち運ぶことが出来るし、クラウド上に置けば、大きな書庫も不要だ。

本来、そのようなことには初めから電子化された本を買えばいいが、残念ながら2012年春現在、電子書籍のラインナップは限られているし、理想とはほど遠いサービスで思ったように使えるわけでは無い。

そして、すでに購入し、本棚や押し入れ、物置の肥やしになっている本を電子化して生き返らせるためには、スキャンするしか無い。

スキャンに最低限必要な機器

本をスキャンして電子化するには最低限以下の機器が必要です。

パソコン

最近のパソコンなら何でもかまいません。しかし、一般的に電子化に必要なソフトはWindowsの方が充実しています。MacでもWindowsは動きますが、電子化用にパソコンを選ぶならどちらかと言えばWindowsの方が無難です。

その中でも、デュアルコアなどスペックは中かそれ以上で、HDDやSSDなどの容量が大きい方が適しています。最近の10万円前後のパソコンならたいていはどれでも問題ありません。

逆に言えば、5万円くらいで販売されている物、3年前の物(2010年以前の物)などはあまり向いていませんが、使うことは可能です。

スキャナー

スキャナーはいろいろありますが、現時点でベストと言えるのがPFJ(FUJITSU)の ScanSnap S1500です。

他にも安い物、高い物などいろいろとありますが、普通にスキャナーを選ぶならすべての点でバランスのよいこの製品がベストです。 3.5から4万円程度と安くはありませんが、スキャン速度、一度に読み取れる枚数、スキャン後の処理などすべての点でベストな製品と言えます。

もしも、自分でスキャンするのを止めたくなっても、非常に人気のある製品なので、中古などで簡単に売却できますので、出費が完全に無駄になることは無いでしょう。

カッターナイフ

本をスキャンするにはその本を1ページ毎に分解する必要があります。

分解する方法もいくつかありますが、基本となるのがカッターナイフです。将来裁断機を購入するにしても、細かな本のカットにカッターナイフは必須となるのでとりあえず用意しておきましょう。

オルファやNTカッターなどの刃を交換できるような物がいいでしょう。その中でも、厚い本を裁断する場合にも刃が曲がったりしない大きめの刃を使用した物で、刃の位置固定はねじ式などでしっかりと固定できる物が適しています。

もちろん、細かなカットが必要になる場合もあるので、小さめのカッターナイフやはさみを併用するのもわるくありません。

これらの機器は最低限必要な物です。

これ以外にも、カッターナイフを使う場合に下敷きなども必要でしょうし、もっと便利にする機器もあります。とりあえず始めるには以上の機器を最低限そろえれば問題ありません。